名画・絵画のポストカード:(3)アールヌーボー(世紀末芸術)、シュルレアリスム、象徴主義、表現主義 [新入荷です!]

名画・絵画のポストカード:(3)   アールヌーボー(世紀末芸術)、シュルレアリスム、象徴主義、表現主義

「世紀末芸術」(L'art du fin de siècle)は、19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパで流行した芸術の傾向を指します。産業革命による科学万能主義や合理主義、都市化への反動として生まれ、幻想的、神秘的、退廃的なテーマを帯びることが特徴です。

象徴主義(Symbolisme)
時期: 19世紀末(世紀末芸術の主要な潮流)

特徴: 目に見える現実ではなく、詩的な内面の感情、観念、夢、神秘、幻想といった、目に見えないものを象徴的なモチーフや色彩を用いて表現しようとしました。社会の退廃や人間の生と死、エロスへの関心も強く見られます。
主な作家: オディロン・ルドン、ギュスターヴ・モロー、エドヴァルド・ムンク(『叫び』など)

アール・ヌーヴォー(Art Nouveau)
時期: 19世紀末〜20世紀初頭(世紀末芸術の一部)

特徴: フランス語で「新しい芸術」を意味します。産業革命による粗悪な大量生産品を批判し、美術と生活を一致させようとする総合芸術を目指しました。植物や昆虫など自然のモチーフを取り入れた流れるような曲線(S字曲線)や、装飾性が大きな特徴です。建築、家具、工芸、ポスターなど幅広い分野で展開されました。
主な作家: アルフォンス・ミュシャ、グスタフ・クリムト、アントニ・ガウディ

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