名画・絵画のポストカード:(4)キュビズム、20世紀アート [新入荷です!]

名画・絵画のポストカード:(4)   キュビズム、20世紀アート

キュビズム(Cubism、立体派)は、20世紀初頭にフランスで誕生した、ヨーロッパ美術における最も重要な前衛芸術運動の一つです。

パブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって創始され、西洋美術の伝統的な視覚表現を根本から覆し、その後の**モダンアート(現代美術)**の展開に多大な影響を与えました。

キュビズムの主要な特徴
従来の絵画がルネサンス以来の一点透視法に基づき、一つの視点から対象を写実的に描くことを重視していたのに対し、キュビズムは以下の点で革新的でした。

複数の視点(多視点)の導入:

対象(人物や静物)を多様な角度から観察し、そのすべての側面を一つの平面上に同時に表現します。これにより、従来の静的な視覚表現に時間的な動きや多面的なリアリティが加わりました。

形態の解体と再構成:

モチーフを幾何学的な形(立方体、円錐、円筒など)に分解し、それをキャンバス上で再構成します。この手法から、「立方体主義」を意味する「キュビズム」という名前が付けられました。

写実性の否定と抽象化:

伝統的な遠近法や明暗法を排し、対象の形や構造を極端に単純化・幾何学化することで、絵画をより抽象的な表現へと変化させました。

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